SXSW 2016: VR/AR Experience
SXSWには、VRやARの各種デバイスやコンテンツを実体験できる展示もいろいろ設けられています。会場はThe Hilton Austin Downtown.
小さな全天球スクリーンみたいなものの下に寝そべって体験するもの。
こんな感じで。
かなり涅槃な感じで引きこまれます。
NHKによる、世界初の8K 3D VR作品Aoi.
サカナクションのPV的な構成になっています。
会場にはしっかりトラスがき生まれ、22.2チャンネルの音場を創り出しています。
3Dメガネはシンプルな偏光型。
ロック・ライブ・アートの程よいバランスを持つアーティスト・マテリアルとしてサカナクションは確かにマッチしていました。東京の町並みの遠景や、スタジアムを埋め尽くすオーディエンスの絵など、カメラが引いて全景が映しだされてもなお細かいディティールまで明快な画には、8Kの解像度の威力が余すことなく感じられます。
こちらはKDDIの展示。HTC Viveのパフォーマンスを使いまくったVR体験。
すっかり大暴れさせていただいて、すいません…
武威阿瑠ですよね。押忍。
スタッフのみなさん、ありがとうございました。ぱちり。
こちらは美術大学の学生たちによる、人生の輪廻がテーマの手描きアニメ。デバイスはOculus Rift.
例えばこれは韓国のハコスコ的なやーつ
と思えば、こちらは木の良さでアピールしてきてます。たしかに装着するといい香り。
The first web-based virtual reality platform of the world!
3D 360度カメラVUZE. 追従性が軽くてなかなかいいです。
他にもとにかくいっぱい。
最後に採り上げたいのが、このACROSS THE LINEです。
いわゆるエンタメ系ではありません。
中絶反対派から言葉の暴力を受けた女性の苦痛を追体験するVRコンテンツ。
追体験の学び系VRは個人的に興味を持っていて、この SXSW 2016でもこれに関したセミナーがありました。
運転中のスマホ操作で、おっとあぶない! あるいは、あっ事故って、しまった… という追体験のVRコンテンツ IT CAN WAIT, 2015年のサンダンス映画祭で採り上げられた、レイプ体験を扱ったPERSPECTIVE, そしてシリアの難民キャンプへの爆撃の惨状をとりあげたProject Syria.
まだまだ「よし、じゃあ体験してみるか」というユースケースに依存するVRのデバイス環境で、どんなコンテンツに提供者と閲覧者の利得があるのか考えたとき、この手の学びコンテンツも頭においておいて損はないと思っています。