SXSW 2016: SXSW Gaming Expo
SXSWはゲームもカバーしてます。日程の後半3/17からはSXSW Gaming Expoが開かれてます。
SXSW Gaming Expo | South by Southwest 2016 Music, Film and Interactive Festivals - Austin Texas
スポンサーは、いまやamazon傘下のゲーム配信動画メディアtwitch, そしてゲーミングPCとデバイスの大手razerです。twitchはすでに2014年にプライムタイムの視聴人気の座をCNNやMTVから奪っている存在。
そしてrazerも、個人的にこの薄型ゲーミングPC, Razer Blade Ultrabook欲しいんですよね… MacBook Airが黒くちょいワルになって、でもってGPUのハコRazer Core External Graphics Dockをくっつけられますよと。外付けGPUというものは今までマニアのunstable hackの域を出づらいものでしたが、AMDがThunderbolt 3を介したGPU外付け規格 'XConnect' を発表したので、今後はじわじわくるかもしれません。ゲーミングに限らず、機械学習のGPU計算力を応用性高く求めたいユースケースにも活かせそうですしね。
ともあれ、そんなrazerのコンペティターAlienwareも、でかいワルそうなトラックに仕込んだゲーミングPCのデモコーナーに、キッズがいっぱい取り付いて遊んでます。
そう、このGaming Expoの会場は、キッズ、キッズ、親、オタク、キッズ、キッズ… です。
ウェアからカードから、
武具のストアまでいっぱいあります。いかにもエリック・カートマンが調子に乗ってニンジャソードを振り回していそうです。
zynga poker…
カルチャー的にはゲーミングアートもあって、
もちろん日本のそれをレスペクトしたコーナーも大きく広がってます。
ただ、日程的におもいっきりサンフランシスコのGDC 2016 (Game Developers Conference) とかぶってしまっているのは痛いですね… 新しい発表も、あらかたここSXSWではなくてGDCのほうでリリースされています。
GDC 2016 | March 14-18, 2016 | Moscone Convention Center | San Francisco, California
PlayStation VRも、実機はSXSWでは離れた一箇所にしかなくて、しかも見るにはMusicのパスが必要です(なぜ…!!) ちょっとこれだけのためにupgradeするのは厳しいので、見送りました。あのPlayStation VRは、きっと酸っぱいんだ…
SXSW 2016: Music Gear Expo
SXSWはもともと音楽フェスです。日程も後半になってくると、さすがオースティンは音楽の街、それも南部の。という感じが増してきます。
そもそもこんなふうに、ミュージシャンの機材搬入を意識した交通標識が街に立ってたりします。
それはさておき、そんなSXSWでは楽器やPA機材の展示もあります。
いろんな民族楽器系から、
ギター・エフェクター系など。
老舗イーヴンタイド!
と、いきなりtechieマニアックに行ってしまってすみませんが、ATARI 2600な音を出せるハンドメイドなシンセとか
ダメシカゴなビリビリパーカッション系
ヤマハはrefaceシリーズで自社のヴィンテージシンセ群の温故知新を最近出してますね。うーん。BMWのminiとか、現行のフィアット500みたいなもんですね。
rebase CS. たしかにCSシリーズっぽい音がします。でもオリジナルCSよりはVCF発振が効いてます。
rebase DX. 4オペの割に太めの音がします。
こちらも、まぁ、そういう。
うーん。Dave Smith InstrumentsがProphet-6とOB-6あたりをさっそく展示してくれてたらうれしかったなぁ。
と、いったブースもあれば、こちらはガチです。doepferのモジュールシンセ用の各種モジュールを造ってる小さなメーカー。どうも説明員のおじいさんひとりでやってる雰囲気。
ブックラ・シンセサイザー的な。
と思ったら、スゥエーデンの変態シンセメーカー、elektronのブースがありました。
何気なく置いてあるRoland CompuRhythm CR-8000が泣かせます。
Octatrackを2台使ったピンポンゲーム。まぁMIDI Control Changeを受けてるわけですが、バカでいいですねー!
そうかと思ったらTELEFUNKEN! か、かっこいい…
会場脇にはライブブースもあります。
いちおうVRにからめたものもありました。
試してみました。お、おう… VRにしたんだね… という感じでした。
SXSW 2016: Trade ShowのUSブース
とにかく広いSXSW 2016のConvention Hall. 会場には靴磨きコーナーまであります。
そんなTrade Showの、あとはUSの展示群をご紹介していきます。
Music, Film, Interactiveの3大ジャンルに広がるSXSWですから、展示カテゴリーの幅も極めて広いです。そもそもNASAが出ています。
楽器やPAのメーカーも出ています。たとえばゼンハイザー、
サンプラーやエフェクター、PAのメーカーZOOM
Taylorはアコースティック・ギターを中心に
撮影関連ベンダーもいろいろ。このあたりはNABのサブセットといった感じです。
ここは360度全天周撮影のためのGoProフォルダーを作っているメーカーですが
ベーシックに上下左右手前奥の6個装着タイプ
じゃ、足りない? 7個タイプ。
もっとぐるりと取り巻かせたい? なら10個タイプ。
そこまで来たら1ダース、12個タイプはいかがでしょう
あ、整理して、3D視差コンビで取り巻いて、さらに上下という12個構成がいいんですね?
すみません、上下も3D視差が必要でしたか。
ならばさらに2個足して合計14個でいかがでしょうか。
14個で充分ですよ。わかってくださいよ。
なんか有機化学の勉強してる気分になりました。
そして制作環境まで。このデスクトップ上下テーブルはミクシィにもあります。
くわえて、この「足元ぐらぐら台」いいですね。
試してみましたが、退屈せず、腰痛とかにならなそう。ちょっと欲しいな。
最後に。SXSW Trade Showネタ部門の優勝は明らかにこれ。
要らないUSBメモリを僕らに寄付してください。
中身を消して、代わりに国外の情報や動画を詰め込んで北朝鮮に送ってあげます! という、サウスパーク的にパンチの効いた活動をしてる団体。
具体的に誰に送付するのか、送られたほうはUSBメモリを読みだす機材を持ってるのか、ってあたりは気にしないでおこう。
といいますか、けっこうまじめにやってる団体でした。